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片山さつき 児童ポルノ 問題発言を斬る! [芸能]

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片山さつきさん
「最近の若者は初音ミクが死んだらお葬式しそうな風潮。だから児童ポルノを規制しないと犯罪者も増える」
と発言したそう。

そんなわけないじゃん。と、私は思います。
メディアが大衆に与える影響をイメージで勝手に判断している考えの浅い人にしか思えないです。

*この記事はめっちゃつまらない記事です。

以前、「テレビでの暴力描写が、若者の暴力化を生むのか!?」という議論が報道の表舞台に上がってきたことがありますよね。
結論から言うと、若者が暴力的になるなんて言うことはないです。

テレビの暴力シーンを見た若者は、「世の中には暴力が存在している」という事実を認識するに過ぎません。
これは、コミュニケーション研究の分野で明らかにされているもので、強力影響・機能モデルなどと提言している学者さんがいらっしゃいます。


メディアの影響を直接的に受けてしまうことを説明したのが弾丸効果モデル。
これはメディアが発した情報が弾丸のように大衆に届くことを意味しています。
このモデルだと、殺人ドラマを見た若者は身の危険を感じて、殺人に走ったりする恐れがあります。


でも、メディアの影響ってそんなに単純なものじゃないでしょ!って出てきたのが限定効果モデルです。
メディアと受け手の間には、様々な要因があって、メディアの効果を検討するにはその要因に着目しなければいけないよね、ってモデルです。
同じ情報を受け取るにも、所属するコミュニティ内での(オピニオン)リーダーから情報を受け取るのと、テレビから受け取るのとでは与える効果に大きな差が生まれます。
つまり、メディアの与えることができる影響は非常に限定的であるというモデルです。


コミュニケーション研究が進むにつれて、社会のあり方も変わってきた。
限定効果モデルに変わって登場したのが強力効果モデルです。
このモデルで主張されているのが「メディアは議題を設定する機能を持つ」ということである。
2011年の東日本大震災まで、私は原子力発電所なんて興味もないモノでした。しかし、メディアが報道するにつれて、関心を持って、話題にするようになったのです。
現代の世の中には、情報が溢れていることを私たちは知っています。情報に無駄に踊らされないことに気を付ける気構えもできました。
そうなってきて、メディアの役割が「報道の内容についての影響を与える」のではなく、「議題を設定すること」に変わってきたのです。


それまでの3つのモデルとは別の切り口で登場したのが、強力影響・機能モデル。
これまでの社会とメディアの関係性を覆した理論です。
「受け手」から「読み取り手」という概念に変わりました。
情報を読み解くというところに注力したのです。
「読み取り手」は情報を枠組みに当てはめて共有するのです。これが“価値観”。
この強力影響・機能モデルでは、支配的価値(価値観)の再生産が行われるのです。


詳しいお話は
大石裕『コミュニケーション研究―社会の中のメディア』


片山さつきさんが言ってるのは、「弾丸効果モデル」。
数十年前にもてはやされた考え方です。

論理的に考えればわかるようなものです。
児童ポルノの規制については賛成ですが、焦点のあてどころがシャープでないですよね。
児童ポルノを規制することによって、性犯罪は減るのでしょうか?

問題は社会のあり方だと思います。
日本の性教育って先進国の中でも遅れています。
家庭内で性の問題について触れるという家庭も少ないです。

政府を通して行うなら、学校教育から変えていくという発想があってもいいんじゃないでしょうか?

長くなりましたが、本日の記事はこれでおしまいです。L

ではでは。

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